音楽制作の考察または、メモのようなもの。1+2

最初は頼り無さげなイメージを使って、とにあえず音を出す事、楽器でもサンプリングでも何でも良い。
ある程度やってると輪郭の様な感じで、徐々に浮かび上がってくものがある、この段階では、先がまだ見えないが、あるルールのようなものが出来上がってくる、このルールに従ってると作品の中で音の色々なイメージの相互作用で,ある種の運動性が産まれる。その運動性に従い進めていく。


(白紙の状態)
音楽を作る時、何も決まってない白紙の段階が一番楽しみ。音楽ソフトを立ち上げた時、シンセサイザーの電源を入れた瞬間など。

音をどんどん空間に埋めてくと、音楽を作る自由度がどんどん下がっていく様に思える。原因は音の空間の余白が無くなるなめか?ある意味窮屈になる印象。

ある程度作業を進めて行くと、音がそれぞれの音に対応しある種の運動性、規則性やルールの様なものを帯びてくる。ここからが、一番大変な作業になる、音楽の規則性やルールが産まれて、安易な方向に進みがちになる、既成の意味に流されやすくなる。自分の音楽にとって、ここが一番の踏ん張りどころ。

(不自由の中の自由)
一つの乗り越える手がかりは、運動性、規則性なりを回避するのでなく突き破るごとく考え抜く事、
曲の運動性、規則性などに身を任せ、自分自身を最適化させる。
サッカーのクリスティアーノ・ロナウドやメッシは、まるでドリブルでダンスを踊っているような華麗なステップだ、サッカーの持つルールや規則の不自由さの中で、もの凄く自由に振る舞っている。一流の選手ほど、そのゲームの中で自由に振る舞っているように見える。
鍛錬の結果、産まれる自由。

自分にとって分かるものは、あまり興味が無い、むしろ分からないものの方が興味があり面白い。
自分が作り出した音楽のゲーム性(運動性、規則性やルール)の中で華麗なステップを踏む事。