プロトタイプ『wet hearing』


曲順も大体決まりCD-Rに焼いてみました。
ipodに入れて色んな場所で聴いてまた手直し、その繰り返し。
人混みや、やかましいカフェで聴いた時が面白かったな。この音楽と、その喧噪が対比が対になり世界が豊かに感じ愛しく思えた。作って良かったと思えた。

過去そして『いま』現在、素晴らしい音楽が世界中に溢れているのに、(失われた音楽もあるだろうけど、『いま』と言うこの瞬間は、当たり前だけど録音物に限っていえば過去のどんな時よりもリアルタイムで音楽が生成され豊かだ。)

そんな『いま』に自分が音楽を作ると言うことは、いつも悩ましいことで。
豊かな音楽がもう既にある、そして生成されているのに、自分が作る必要性や意味が何処にあるだろうか?その問いがいつも、勇気を挫き、歩みを遅くさせる。

それらの問いに、答えるヒントも解も何となく見えて来た。
そしてそれは、音楽を作る経験からみえてきたと思う。