冷静に考えて凄い時代になったな。

コンピュータで音楽作っているのにITやテクノロジーに対してちょっと醒めていた。冷静に考えて凄い時代になったな。

1年位前にはじめてiPhoneにしてスマホデビューした、それまでパケホーダイにも入ってなかったのでケータイ代は、倍近くになったけど今さら戻れない感ある。スマホにしてフェイスブックツイッターを使い始めて、世界に開かれたツールが手元にある。

色々な使い方があるんだろうけど、大人になってから使いはじめたので。今の10代の人とかに比べて保守的な使い方しか出来てないんだろうな。
ちょっとソレはマズイな、と最近考えて始めてる。
ここまで手軽に情報を発信出来るようになったのって、たかだか10年くらい前の話で、まだまだこの新しいツールの表現方法に慣れていないと気がついた。
テクノロジーが進んでいても、自分のマインドはこのツールが無かった時代のままだ、包丁は、調理にも使えるし凶器にもなると言う話で、凶器の側面ばかり目がいっていた。

何で凶器の側面ばかり見ていたのか考えてみると、マスメディアや広い意味で新聞、TV、出版社、大企業、など既得権益層の悪い影響を未だに受けていたからで、(より正確に言えば、それらが醸し出していた空気感だ)
なぜそんな空気感が産まれたのかと言えば、彼らにとってこのツールは、自分達の利益や権益が損なわれる危険なツールだったから、彼らが保守的になるのは当たり前だ。
実際、独立系の面白いメディアがたくさん産まれてるし。アメリカだと新聞がバタバタ潰れたりしてる。今じゃツイートがTVに流れる時代になったけど。
自分自身もYouTubeのチャンネルもったり、iTunes音楽配信したり。少し前だと大きな企業に属さないとできない事が個人でしかもローコストで出来るようになった。
今まで独占的に扱われていた、情報やコンテンツが一般の人にも手軽に扱えるようになってきて、今までのシステムが危うくなってきている。それは、イコール新しいシステムが必要になったって事で、システムを個人で構築出来る時代になった。

この事を公平に語れる人は、メディア側、アンチメディア側、両方にいない気がしていて、誰も信用できない。
使い方次第で毒にも薬にもなるから、自分や社会にとって薬になるような実践や実験をして行くのが正解なのだろう。
(先進国で問題となっている民主主義の限界ともいえて、難しい。ヒントとなるのは、共同体自治、エコシステム、グローバリズムの良さを活かしつつのローカリズム、知の共有など色々あるけど考えはまとまっていないです。)

個人と個人が民主的にネットワーク上で繋がれるようになったのは面白い事で。ツイッター上のタイムラインは、いつも誰かが誰かを罵倒してる(その逆もある)、それは民主主義的で、カオティックでノイジーで微笑ましい。良くも悪くも民主主義は、カオティックでノイジーなんだと実感してる。特に選挙期間中のツイッターは、罵詈雑言の乱れ打ちで、カオス&ノイジーだった。逆に大手メディアは、静かに淡々としていた印象で、その対比が面白く、メディアは大企業のスポンサーをバックに静かなファシズムを体現していた。第4の権力と言われる報道の姿がそこには無く、政治の事を語れる力は、もう残ってない。芸能ネタとバラエティー永久機関のように繰り返す装置として生きながらえて欲しい。

で今回は、選挙に引っ張られてこんな事書いてしまったけど。そもそもこのTEDの動画を見て、可能性や理想の社会のあり方など面白いアイディアが浮かんだので
そんな事を考えてみた。(結構前に、ブログでTEDディスってたけど、この伊藤穣一さんの考え方は凄く共感した。)

広めるか死ぬか?面白い考えかたで。
新しいメディアにダイブし上手にドライブする事!!