リトルネロ。(秩序、カオス、反復。)

久しぶりの動画作りまして。

mac付属imovie08だけでもまだやれそう。静止画を使ったこの方法は作っていて楽しかった。ホントはfinalcut欲しいところだけど、新しい機材買うと使い方とかで色々混乱するからね。数秒しかサンプリングできない昔のサンプラーの如くチマチマした作業でした。

音楽制作に関しては、一進一退です。今作ってる曲がいい感じに出来てくれれば、次のアルバムの方向を示してくれそうだけど、どうでしょうね、毎回こんなこと言ってるな。ダンスミュージックってのは変わってないけど。相変わらずカオス、それでも音楽には、カオス状態に秩序を与える効果もあると思うから、その間を揺れ動き続けてく。



パウル・クレー「さえずる(ツイートする)機械」
ミルプラトーリトルネロの章に添えられていた絵。


暗闇に幼子がひとり。恐くても、小声で歌をうたえば安心だ。子供は歌に導かれて歩き、立ちどまる。道に迷っても、なんとか自分で隠れ家を見つけ、おぼつかない歌をたよりにして、どうにか先に進んでいく。歌とは、いわば静かで安定した中心の前ぶれであり、カオスのただなかに安定感や静けさをもたらすものだ。子供は歌うと同時に跳躍するかもしれないし、歩く速度を速めたり、緩めたりするかもしれない。だが、歌それ自体がすでに跳躍なのだ。歌はカオスから跳び出してカオスの中に秩序を作りはじめる。しかし、歌には、いつ分解してしまうかもしれぬという危険もあるのだ。アリアドネの糸はいつも一つの音色を響かせている。オルペウスの歌も同じだ。
「ミルプラトー」 ドゥルーズ=ガタリ